C bible編集部

【ECサイト限定】厳選コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングの記事でお伝えした通り、優良な顧客を集めるコンテンツマーケティング戦略の注目度は、高くなりました。

ただいくら注目度が増しても、参考事例を知らないとイメージも湧きません。

まずは、コンテンツマーケティングの成功事例の中から、実践された施策を読み解くことで、イメージを具体化していきましょう。

対象としたのは国内サイト限定で、良く聞く事例から希少な事例まで幅広く集めました。御社の状況に合わせ、どの事例が一番参考になるかを想像しながら読んでいただけたら幸いです。

それではコンテンツマーケティング厳選事例15選をご覧ください。

※記事は「コンテンツマーケティング厳選事例11選|ECサイト限定」を追記・再編集したものです。

はじめに|コンテンツマーケティングは様々ある

コンテンツマーケティングと一口に言えど、その方法は様々あります。ECサイトをメディア化する方法も、ソーシャルメディアを活用する方法も、広義の意味ではコンテンツマーケティングです。

ただ今回は、ソーシャルメディアの活用事例はのぞきました。

自社メディアを活用している事例に、フォーカスをあてています。また、その中でもコンテンツがユニークだったり、こだわりや工夫があったりする、魅力的な事例のみに絞り15選としました。

1. 北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店

参考ポイント:あくまで「暮らしの提案の延長」にある、商品紹介

ECサイトのコンテンツマーケティング事例で、一番とりあげられるのが北欧、暮らしの道具店です。

ECのメディア化、オウンドメディア事例、メディアコマースといった言葉で検索しても、北欧、暮らしの道具店の事例を確認できるでしょう。ちなみに、このサイトを運営しているのは、株式会社クラシコムさんです。

はたらき方もユニークで、話題になりました。

販売している商品は、女性なら誰もが目を留めてしまうような、可愛らしい雑貨や食器。そういったアイテムを、バイヤーさんが自分の文章で、ていねいに書いているのが特徴的。当然、商品を押し売りしません。

北欧、暮らしの道具店が伝えるのは、あくまで「暮らしの提案」で、その延長に商品紹介があります。コンテンツを通じてファンを育て、継続的に来訪をうながすことで、最終的にコンヴァージョンに導いています。

まさに、コンテンツマーケティングのお手本のような事例です。

2. Lidea

Lidea

参考ポイント:コンテンツと商品紹介の絶妙なバランス

つづいてご紹介するのは、ライオン株式会社さんが運営するLideaです。

暮らしに役立つ生活情報を提供していて、ジャンルは洗濯・お掃除・キッチンなど、多岐にわたります。

それだけではなく、『「血液汚れ」をキレイに落とす方法』や、『磨いているけど磨けていない!?歯磨きあとの「磨き残し」の実態と歯の上手な磨き方』など、健康・美容に関する記事もたいへん充実しています。

記事の下部に、おすすめの商品が掲載されていて、クリックする商品紹介ページに飛びます。しかし、全ての記事にリンクがあるわけではないので、コンテンツと商品紹介が絶妙なバランスをとっています。

3. OMG Press

OMG Press

参考ポイント:顧客への啓蒙もかねたメディアづくり

つづいて、メガネのメディア、OMG Pressです。

ECサイトのファーストビューの記事では、デザインの切り口でご紹介しましたが、今回はコンテンツマーケティング。Oh My Glassesさんは、参考事例が多いですね。

Facebookのファン数はなんと1.6万人超え。そのことからわかるように、メガネのスタイルマガジンというニッチな分野で、圧倒的な支持を得ています。(ファン数は、2015年6月時点)

経験がない方は、オンラインでメガネを買うなんて、想像すらつかないはず。こういったケースでは、顧客に購入するイメージをもってもらうことが必要とされます。その点、OMG Pressはさすがです。

”似合う”メガネの選び方〜発展編~人気や流行もおさえたフレームの色選び』といった記事で顧客の興味関心を引きつつ、『通販でメガネを買う際に気になる点:度数情報の取得』といった役立つ記事も発信。

顧客に、”メガネのオンラインショッピング”を少しずつ、そして具体的にイメージさせるように、あらゆる工夫がされています。OMG Pressは、まさに啓蒙をかねたメディアづくりと言えるでしょう。

4. 鈴廣ブログ

鈴廣ブログ

参考ポイント:商品を活かすユニークなコンテンツ

つづいてご紹介するのは、鈴廣蒲鉾本店さんが展開する鈴廣ブログです。鈴廣蒲鉾本店は、かまぼこを販売する老舗です。かまぼこは、それだけではあまりとりあげられない、ユニークな商品ですが、そのユニークさを思いきり活かして、コンテンツづくりをしています。

かまぼこ“おいしさアップ”の切り方」や、「正月明けにやさしい冬レシピ」といった、鈴廣蒲鉾本店さんだからこそつくれるコンテンツは、顧客にとって魅力的にうつるでしょう。

サイトの来訪者は、購入のモチヴェーションが高いとは限りません。しかし、はじめはユニークな内容の記事に興味を示していただけでも、少しずつ、かまぼこを購入するモチヴェーションは高くなっていくはずです。

5. 土屋鞄製造所

土屋鞄製造所

参考ポイント:商品の魅力を伝えるための導線づくり

土屋鞄製作所は、良質な革素材でカバンを提供するオンラインショップです。一口にカバンと言っても、ランドセルからビジネスバッグ、トートバッグと多彩な商品ラインナップがあります。もちろんカバン以外にも、財布や小銭入れ、カード・名刺入れなど、革製品が充実しています。

注目すべきは、その導線です。一般的なECサイトと異なり、すぐにカートに遷移する設計ではありません。商品画像をクリックすると、大きくて美しい写真と商品のこだわりが詳しく書かれた、商品紹介ページに遷移します。

直接伝えることができないオンラインだからこそ、買う前に、できるだけ顧客に商品の魅力を伝えたい。そんな土屋鞄製作所さんの意向が感じられる導線づくりに注目です。

6. ニキペディア

ニキペディア

参考ポイント:顧客の信頼感をつくるコンテンツ

つづいてご紹介するのは、ニキペディアです。ニキビのプロアクティブを販売するガシー・レンカー・ジャパン株式会社さんが運営しています。

内容はニキビに関する基礎情報から、ケアの方法、対策・予防の方法まで様々です。先に挙げた鈴廣ブログの事例でもお伝えしましたが、ユニークなコンテンツは顧客にとって価値があります。ましてや、ニキビという悩みが深いものに対して、役立つ情報を届けているので、顧客のニーズは高いでしょう。

ニーズが高い場合は、コンテンツへの来訪は一度では終わらず、継続的に来訪する可能性が高いと言えます。ニキペディアは、そのことを前提に、ニキビについて様々な角度から包括的に伝えるコンテンツづくりをしています。そうしたコンテンツづくりをすることで、顧客の信頼感を継続的につくっていくのです。

7. 石鹸百科

石鹸百科

参考ポイント:”主婦の悩み”にフォーカスする

つづいては、株式会社 生活と科学社さんが運営する石鹸百科をご紹介します。石鹸百科は、キッチ用品・スキンケア用品・ベビーケア用品・雑貨品などをあつかう、オンラインショップです。ただTOPページに、「石鹸の基礎知識から使い方まで、石鹸生活の総合情報サイト」とあるように、石鹸に関するメディアでもあります。サイトのディレクトリ構成を見ると、上位にメディアがあります。

このことから、メディアからコマースへの流入を前提にサイト設計されていることがわかりますね。

お風呂のカビ予防の方法について教えて!」や「石けんで除菌はできますか?」、「ホコリはから拭きと湿りぞうきんで」といった記事は、”主婦の悩み”を軸につくられています。ニキペディアもそうですが、顧客の悩みを軸にコンテンツづくりをするのは、魅力的なコンテンツづくりの、方法の1つだと言えます。

8. くらしの良品研究所

くらしの良品研究所

参考ポイント:世界観を伝えるコンテンツづくり

無印良品さんは10年以上前から、TwitterやFacebookによるO2O施策が話題を集めていました。特にファン数101万人以上のFacebookファンページは、これ自体が1つのメディアです。(ファン数は2015年6月時点)

そして無印良品ネットストアは、オンラインショップとして非常に参考になる事例を多数持っています。

今回は、その無印良品ネットストアのくらしの良品研究所に注目しました。くらしの良品研究所は、今回ご紹介した事例の中でも、もっとも商品紹介と切りはなしたコンテンツづくりをしています。

コラムといった形で連載していて、例えば「神々が住まう山との暮らし ~虫送り~」や「火を囲む ―薪ストーブの魅力―」といった普段の暮らしでは関わりがないような内容から、「お正月のしつらえ」や「天気を読む(梅雨編)」といった季節ものなど、”くらし”を上質にするような魅力的なコンテンツが並びます。

くらしの良品研究所2

記事の下部にはFacebookページへの誘導があり、Facebookページで商品紹介をしています。この点から、顧客のサイト内遷移は、コンテンツ > Facebookページ > ネットストアで設計しているのでしょう。

コンテンツと商品紹介を切りはなしていると述べましたが、一方で無印良品が持つ”世界観”を伝えています。回り道のようですが、あえて”世界観”という上位概念を伝えることで、ファンづくりをしている好例です。

9. ラクスルマガジン

ラクスルマガジン

参考ポイント:人々が求めるコンテンツで顧客を導く

ラクスル株式会社さんは、ラクスルマガジンというメディアを運営しています。最近の更新はないようですが、国内コンテンツマーケティング事例として良く参考にされます。

内容は「素敵な名刺デザインいろいろ」や「思い通りの紙で印刷する方法」といった印刷にまつわる記事から、「Webデザインでカラーマネジメント」といったデザインにまつわる記事まで、様々。

一番よく読まれているのは、「デザイナーがオススメする無料写真素材サイト15選」という記事。すぐには印刷を連想できませんが、人々が求めるコンテンツを書くことで、自社のサービスに導いています。

10. babytopia

babytopia

参考ポイント:役立つだけでない、ママを楽しませる工夫

つづいてご紹介するのは、babytopiaです。babytopiaは、海外のベビー用品を販売するオンラインショップ。デザイン性が高いグッズを揃えています。

ECサイトだけでも魅力的ですが、babytopiaリソースセンターには育児関連のコンテンツが充実しています。

内容は「妊娠・出産・育児の最新医療情報」の他に、海外のニュースなどがあり、赤ちゃんを育てるママにとって役立つ情報、気になる情報を発信しています。しかし、ただ情報を発信するだけではなく、ママを楽しませる工夫が、そこかしこに見てとれます。

例えば「子供をナルシストに育てない方法」といったウィットに富んだ記事や、「ワンちゃんに背中を舐めてもらう赤ちゃん」といった、癒される、可愛い赤ちゃん動画の紹介もあります。

11. ほぼ日刊イトイ新聞

ほぼ日刊イトイ新聞

参考ポイント:読みやすい文章を、こころがける

つづいてご紹介するのは、ほぼ日刊イトイ新聞です。ご存じの方が多いと思いますが、ほぼ日刊イトイ新聞は、もともとコマースを想定して設計されたわけではありません。糸井重里さんが、自らの場がほしいという想いが、いちばん最初のきっかけです。

なので、正確にはECサイトのコンテンツマーケティングとは、文脈がことなります。ただ、ほぼ日手帳に代表されるように、コンテンツをつうじてファンを育て、商品をとどけています。その点を考えると、ほぼ日刊イトイ新聞がたどってきた変遷は、たいへん参考になるコンテンツマーケティング事例とも言えます。

当然、日本を代表するコピーライターがつくるコンテンツです。内容を真似できるはずがありません。

しかし、糸井さんの文章を見ると、漢字を少なくしている、段落を読みやすくしている、わかりやすい言葉で書いている、といったように、徹底的に”読みやすさ”にこだわっていることが、わかります。この点は、文章の内容にかかわらず、おおいに参考になります。

ここまでがECサイトのコンテンツマーケティング事例でした。

12. サイボウズ式

サイボウズ式

参考ポイント:柔軟な発想でコンテンツを作り、潜在顧客に広くリーチ

つづいては、サイボウズ式。グループウェアを提供する、サイボウズさんのオウンドメディアです。

グループウェア市場の成熟を感じ、従来の営業方法では頭打ちになる危機感から、コンテンツマーケティングを始めたそうです。

サイボウズさんのサービスに密接に関わる「チームワーク」「働き方」をテーマに、他企業とのコラボなどを通じ、話題づくりに成功しています。

テーマを設けつつ、柔軟な発想で幅広くコンテンツをつくる手法は、本当に参考になります。潜在顧客に広くリーチするメディアを学ぶなら、サイボウズの事例を参考にしましょう。

13. 経営ハッカー

経営ハッカー

参考ポイント:自社商品の認知を広げる秀逸な事例

オウンドメディア事例でもピックアップした経営ハッカーです。

提供する商品は会計ソフトですが、メディアのテーマを「経営」まで広げることで、商品・サービスの潜在顧客にまでリーチできるようコンセプトを描いている点が秀逸です。

もちろん会計に関する役立つ情報も満載。顧客の検索ニーズを満たしつつ、自社商品の認知を広げる秀逸な事例です。

14. バズ部

バズ部

参考ポイント:顧客のニーズに徹底的に応えるコンテンツ

つづいての事例は、株式会社ルーシーのオウンドメディア『バズ部』です。

WEBマーケティング全般のノウハウ発信で一躍有名になりましたが、どのコンテンツも顧客のニーズに徹底的に応えている点が秀逸です。

検索エンジンにも、顧客にも評価されるコンテンツが、検索上位に表示されることを証明したコンテンツマーケティング成功事例だと言えます。

15. Zigen

Zigen

参考ポイント:キーワード選定の秀逸さ

最後のコンテンツマーケティング事例は、株式会社慈眼さんのZigenです。

健康・美容といったテーマを中心に、顧客のニーズを満たすコンテンツが充実しています。パッと思いつかないようなニッチなトピックもあり、キーワード選定の秀逸さを感じます。

ちなみに「足裏の痛み|自分が足底筋膜炎なのかが判断できる7つの症状」は、広く拡散されています。ニッチなトピックでこの結果は、参考になる事例です。

最後に|各事例にはユニークな工夫があった

今回は国内のコンテンツマーケティング事例15選を厳選してお届けしました。

御社の商品・サービスが何であれ、工夫をこらしてコンテンツをつくることで、コンテンツマーケティングを成功に導けるイメージが湧いたのではないでしょうか?

PS.ちなみに私たち株式会社テックブックは、オウンドメディア構築・運用サービス「C+」をご提供しています。もしコンテンツマーケティングをご検討中でしたら、気軽にご連絡ください。

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