C bible編集部

記事作成

2015年、コンテンツマーケティング導入を検討する企業・開始した企業が増えてきました。

しかし、「コンテンツマーケティングとは?」でも書きましたが、良質な記事コンテンツを量産してくのは、非常に骨が折れます。

コンテンツマーケティングが流行っているからと、いざ開始してみたものの、社内でコンテンツをつくり続けることが難しくなり、失敗に終わってしまう事例も実際にあります。

そうした問題を解決する一案として、記事外注サービスを検討するWEBマーケティング担当者もいるでしょう。

しかし記事外注サービスはたくさんあるし、いざ発注するとなると結果が見えないこともあり、二の足を踏んでしまう方もいるはずです。

今回は、記事を外注する際のメリットとデメリットをご紹介し、発注するイメージをもっていただいた上で、記事外注ができるクラウドソーシングサービスを8つご紹介します。

1. 記事を外注するメリット

1-1. 記事作成にかかる時間・労力を軽減できる

コンテンツマーケティングにおける記事作成に限らず、クラウドソーシングで外部リソースを使うことは、時間・労力を軽減できる点で大きなメリットがあります。

コンテンツマーケティングの場合は特に、記事作成にかかる時間・労力は非常に大きいので、この部分を上手に外注できると運用の効率がぐんと上がります。

コンテンツマーケティング

また記事を外注することで、社内リソースを他の業務に集中させることができます。具体的には、記事作成にあてていたリソースを、まずはディレクションに回しましょう。外注をはじめた直後は、まだ外部ライターとの連携がとれていないため、軌道に乗るまではディレクションに注力するのが良いでしょう。

次に、手が回っていなかったソーシャルメディアの運用に力を入れたり、状況によりますが、他社サイトへの寄稿に取り組んだりすることもできます。ただリソースが確保できたからと、様々な業務にリソースを分散させることは推奨できません。詳しくは、コンテンツマーケティングの失敗事例に「注力すべきことを見誤る」という失敗事例を書きました。

1-2. 価格が安い

クラウドソーシングで記事を外注する場合、相応のクオリティを求めると1文字あたりの単価は、1円以上が妥当でしょう。あるいは実績があって評価が高い方に依頼する場合は、それ以上の単価が必要です。

ただ、この点は実際にクラウドソーシングのWEBサイトを見ていただくと分かりますが、1記事あたりの文字数やメディアの特性によって、価格はまちまちです。

コンテンツマーケティング

ただプロのライターに頼むことを考えると、クラウドソーシングは低価格です。もちろん顔が見えない相手に依頼するため、プロのように安心感は低いかもしれませんが、実績があり、評価が高い方のライティングは、多くの方から一定の信頼を得ているのも事実です。

1-3. 一度に多くの記事を外注できる

社内リソースのみで記事作成をする場合、メンバーの人数がおのずと一度に作成できる記事の本数を決めます。筆者の経験上、3,000〜5,000文字の記事を1日に2本も書くのは体力・集中力が必要です。Cバイブルでは、基本的に多くても1日1本を限度としています。

もちろん記事を要約したり、引用を多用する場合はその限りではありませんが、それでは記事のクオリティが落ちてしまうことは否めません。

クラウドソーシング

その点、実質クラウドソーシングは人数の上限=サービスの登録者です。社内から急遽、コンテンツマーケティングのメンバーを確保することは困難ですが、クラウドソーシングでは一度に多くの方を募集することができます。言い換えるなら、急遽メンバーを増やすことができるのです。このことによって、一度に多くの記事を外注することができます。

しかし、記事のクオリティには課題が残ります。クラウドソーシングで適切なライターを探し当てるのは、非常に難しいという側面もあるからです。この点は、後ほどデメリットでお伝えしたいと思います。

2. 記事を外注するデメリット

2-1. 適切なライターを探すのに時間がかかる

記事作成にかかる時間・労力を、外注で削減しようとしているのに、外注に時間がかかってしまったら元も子もありません。ただ、クラウドソーシングで適切なライターを探すことは、決して簡単なことでありません。

ここで「適切なライター」という表現を使ったのは、一口に良いライターと言っても、発注者によって定義はまちまちだからです。得意なライティングスタイルも、長文記事をじっくり書くタイプや、写真と短文を組み合わせた短文記事を量産するのが得意な方まで、それぞれ個性があります。詳しい分野も異なるでしょう。

WEBライター

仮に運良く適切なライターが見つかったとしても、その方と関係性を構築するのには少なからず時間がかかります。もちろん、双方のコミュニケーションスキルによるところは大きいですが、最初から以心伝心で仕事ができるわけではありません。

このデメリットに対する解決策は、スカウトです。広く公募するのではなく、あらかじめ実績・評価を確認して、直接めぼしい人に依頼する(スカウトする)のも手です。スカウトのメリットは、すでに実績・評価がわかる方に依頼できるので、信頼感がある点です。

2-2. コミュニケーションがとりづらい

ノマドワーカーという言葉をご存じの方も多いでしょう。働き方も昔に比べて多様になり、まるで遊牧民(ノマド)のように、特定のオフィスを持たずに仕事をする方も増えました。

そうした方々と仕事をする場合、オンラインチャットで円滑にコミュニケーションをとり、顔を合わさずに業務を進めることはできます。最近ではBufferというアメリカの会社が、そうした働き方で注目を集めています。

参考記事:「やり方次第で数千人規模でもできるはず」BufferのCEOが明かす脅威のリモート開発術

リモート

さてクラウドソーシングで仕事を依頼する場合、最初から最後まで顔を合わせません。上記したような先進的な働き方である一方で、顔を合わせないことでコミュニケーションがとりづらい点も少なからずあります。

このデメリットについては、発注側のディレクション能力が関係してきます。ライターが理解しやすい明確な指示が出せるか、返信スピードが早い円滑なコミュニケーションがとれるかなど、ディレクション能力によって成果物のクオリティは大きく変わるでしょう。

2-3. メディアの「色」を理解してもらうまで時間がかかる

記事単体でクオリティが高いものを更新し続けても、各記事が織り成して作る「色」とでも言うものがないと、そのメディア特有の雰囲気は醸成できません。

一度でもオウンドメディアを運営した方なら、感覚的に理解していただけると思いますが、特有の「色」があるメディアは、ファンが継続的に来訪するメディアになる可能性を秘めています。

色

大事なことは、例え記事を外注しても、しっかりとそのメディアのことを伝え、ライターに理解してもらうよう努力することです。

もちろん、最初から事細かにメディアのことをライターに伝えるべきだとは言いません。まだ信頼関係がない状態で発注側の発信ばかりですと、良い印象ではないので、せめて最低限メディアのコンセプトやターゲット、目的などは伝えるべきでしょう。ライターに最初から深い理解を求めることは難しいので、ゆっくりと時間をかけて、信頼関係を築きながら理解をしてもらうことになります。

3. 記事を外注できるクラウドソーシング比較8選

3-1. LANCERS(ランサーズ)

ランサーズ

http://www.lancers.jp/

運営会社:ランサーズ株式会社 ( LANCERS,INC. )
サービス開始:2008年
会員数:43万4,800人(2015年1月時点) ※自社発表情報

クラウドソーシングという言葉が世間で一般的になる以前から、クラウドソーシングサービスを提供していた、いわば老舗です。当初はロゴ制作を中心としたクラウドソーシングで受注件数を増やし、昨今ではロゴ制作はもちろん、サイト制作や、ライティング・システム開発など様々な要件を発注できます。

記事の外注に関しても力を入れていて、コンテンツマーケティングご提供プランが用意されています。これはランサーズ社内のディレクターが、案件に合うライターを選定してくれて、専用のメディア編集チームをつくってくれるというサービスです。

3-2. CROWD WORKS(クラウドワークス)

クラウドワークス

https://crowdworks.jp

運営会社:株式会社クラウドワークス
サービス開始:2011年
会員数:50万人突破(2015年7月時点) ※自社発表情報

ランサーズと共に国内クラウドソーシング市場を盛り上げているのが、クラウドワークスさんです。サービス開始はランサーズさんより遅いものの、順調に会員数を伸ばし、2014年11月にはマザーズ市場に上場承認を受けるまで成長しています。

業界最大手である安心感は正直あります。まだクラウドソーシングへの発注に慣れていない方は、まずランサーズないしはクラウドワークスさんで、発注の経験を積むことが必要かもしれません。もちろん記事外注も可能です。

3-3. CROWD(クラウド)

CROWD(クラウド)

http://realworld.jp/crowd/

運営会社:株式会社リアルワールド
サービス開始:2008年
会員数:890万人(2015年3月時点) ※自社発表情報

なんと言っても株式会社リアルワールドさんが誇る会員数が魅力的です。他のクラウドソーシングサービスに比べても、桁ちがいの会員数です。もちろんクラウドソーシングサービスにおいて、会員数が多ければイコール良いわけではありませんが、一つの指標としてプラスの要素だと言えます。

ちなみに株式会社リアルワールドさんは2015年3月に、ランサーズさんとの業務提携を発表しています。概要としては、CROWD(クラウド)が得意なマイクロタスク(文字打ちなど)と、ランサーズが得意なWEB系の制作案件に、それぞれ相互送客するというものです。

また記事の外注についてですが、CROWD(クラウド)は主婦層が多いという点、マイクロタスクが得意である点の2点を頭に入れて依頼するのが良いでしょう。

3-4. サグーワークス

サグーワークス

https://works.sagooo.com/

運営会社:株式会社ウィルゲート
サービス開始:2012年
会員数:6万人突破(2015年1月時点) ※自社発表情報

コンテンツマーケティング・SEOのノウハウ発信をするブログ、プロモニスタも有名な株式会社ウィルゲートさんのクラウドソーシングサービスです。ライターは案件ごとにポイントを獲得でき、そのポイントは1ポイント1円で現金やギフト券などと交換できます。

「お小遣いが稼げるサイト」と表記されている通り、案件は比較的ちいさいものが多い印象です。記事外注についてはサグーライティングを見るとわかりますが、100〜800文字程度の依頼に適していそうです。長文の記事については別のクラウドソーシングを活用して、文字数に応じてサグーライティングと併用するのが良いでしょう。

3-5. シュフティ

シュフティ

http://www.shufti.jp/

運営会社:株式会社うるる
サービス開始:2007年
会員数:20万人突破(2015年7月時点) ※自社発表情報

シュフティはサービス開始が2007年と、今回ご紹介したクラウドソーシングサービスの中では最古のサービスです。クラウドソーシングという言葉の生みの親と言われるジェフ・ハウが、「クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす」を刊行したのが2009年なので、その先見性に驚かされます。

記事外注の案件を見た印象としては、一記事あたりの単価は高くないものの、条件が良さそうな長期案件がありました。良いライターさんを見つけて、短文記事をまとめて依頼するのが良いかもしれません。

3-6. Craudia(クラウディア)

Craudia(クラウディア)

運営会社:株式会社エムフロ
サービス開始年:2012年 ※β版は存在していたが、2012年に正式運用開始
会員数:271,590人 (2015年8月時点) ※サイト内ヘッダーに記載されたID数より

Craudia(クラウディア)は、株式会社エムフロさんが運営するクラウドソーシングサービスです。余談ですが、株式会社エムフロさんは、Gamerchというゲームの攻略方法を共有するサイトも運営しています。

サービスの正式運用開始は2012年。他のクラウドソーシングサービスと比較して近年ということもあり、大手に比べると会員数や、記事外注の案件数はまだ少ない印象です。株式会社エムフロさんは、様々なサイトを運営していきたノウハウがあるので、これからの成長に期待がかかります。

3-7. shinobiライティング

shinobiライティング

https://crowd.biz-samurai.com/

運営会社:株式会社サムライファクトリー
サービス開始年:2011年 ※前身であるShinobiクラウドソーシングが開始
会員数:146,405人(2015年7月時点) ※サイトに”登録ライター数”として記載

shinobiライティングは、株式会社サムライファクトリーさんが運営するクラウドソーシングサービスです。株式会社サムライファクトリーさんは、とてもユニークなオフィスでも有名ですが、アクセス解析ツールをはじめとするWEBツールで有名な会社でもあります。

サービス名からも分かる通り、shinobiライティングは、記事外注をはじめとするライティングに特化していいます。くわえて、SEOに強いスタッフによるキーワード選定も行っているとのことなので、SEOに自信がない方は、相談してみるのも良いかもしれません。

3-8. TALENT(タレント)

TALENT(タレント)

http://talent-worker.com/

運営会社:株式会社フルスピード
サービス開始年:2013年
会員数:データ無し

TALENT(タレント)は、株式会社フルスピードさんが提供するクラウドソーシングサービスです。サービス開始は2013年と、今回ご紹介したサービスの中では一番あたらしいサービスでもあります。

案件を見てみると、記事外注のタスクが多数みられました。現時点ではシステム・アプリ開発の案件は応募がなかったので、今のうちは記事外注をメインに依頼することができそうです。Craudia(クラウディア)と同様、これからの成長に期待がかかります。

最後に

今回は、記事を外注する際のメリットとデメリットと、クラウドソーシングサービスについて書きました。今回の記事を読んで、実際に記事を外注するイメージを描いていただけたらと思います。