C bible編集部

マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションに注目が集まっていることを、ご存じですか?

巷ではMAなどと略されることもあり、複雑化したマーケティングをシンプルに、かつ効率良くしてくれるものとして、関係者の期待は高まっています。

リードナーチャリングの解説でも触れましたが、今回は、このマーケティングオートメーションを以下のように、徹底解説していきます。

  • マーケティングオートメーションとは何か?
  • マーケティングオートメーションツールで何ができるか?
  • マーケティングオートメーションを導入するメリット・デメリット
  • マーケティングオートメーションツール一覧

そもそもマーケティングオートメーションとは何なのか?といった疑問からはじまり、市場規模・事例、最後に比較しやすいようにツールの紹介もあるので、充実した内容になっています。

まだ注目を集めている段階ですが、マーケティングオートメーションは御社のマーケティング戦略に大きく寄与する可能性もあります。

※2016年6月に一部、加筆修正しています。

Contents

1. マーケティングオートメーションとは何か?

マーケティングオートメーション(Marketing automation ‎)をそのまま訳すと、マーケティングの自動化です。

初めてこの用語を耳にする方は、自動化という甘美な響きに惹かれてしまうかもしれません。

オートメーションというだけあって自動化はしてくれるが、それは全ての工程ではない。顧客をCVに導くまでのシナリオは、我々のようなマーケッターがつくります。

今から、マーケティングオートメーションを少しずつ紐解いていきましょう。

1-1. なぜマーケティングオートメーションが注目されるのか?

下の画像は、2014年1月からの『マーケティングオートメーション』の人気度です。

マーケティングオートメーション

まず、そもそもなぜ今マーケティングオートメーションが注目を集めているのでしょうか?

それは、インターネットの浸透により、顧客との接点が多様化・複雑化したからです。

顧客との接点が多様化・複雑化した結果、マーケティング活動も当然同様に複雑化して、リードナーチャリングの過程を一元化して管理ができるプラットフォームが求められるようになりました。

これが、マーケティングオートメーションの注目度が上がっている背景となります。

1-2. マーケティングオートメーションの市場規模

それでは、マーケティングオートメーションの市場規模はどれくらいあるのでしょうか?

アメリカのリサーチ会社、MARKETS AND MARKETSは2014年10月に、世界におけるマーケティングオートメーションの市場規模を、2014年の36.5億ドル(4,380億円 ※1ドル=120円換算)から、55億ドル(6,600億円)まで成長するとしています。

参考:「Marketing Automation Software Market worth $5.5 Billion by 2019

では、日本のマーケティングオートメーション市場規模はどれくらいあるのでしょうか?

その点については、確かな数字が出ていないのが現状ですが、下記のようなデータもあります。

マーケティングオートメーション市場の比較を行うと、全体の65億ドルのうち、米国は62%、EMEAは31.9%を占めるのに対して、日本はわずか1.8%に過ぎない。

引用元:ビジネス+IT「マーケティングオートメーション、日本のシェアはたった1.8% DM市場は10%成長

上記の文章では、世界全体の市場規模が65億ドル(7,800億円)となっているため、まずMARKETS AND MARKETSのデータとは異なります。

おそらくマーケティングソフトウェアのうち、何をマーケティングオートメーションと定義するかで、試算の方法が異なるからでしょう。

このデータを元に1.8%で計算すると、日本の市場規模は1.17億ドル(140.4億円)となります。

ちなみにMARKETS AND MARKETSのデータに則って計算すると、日本の市場規模は0.657億ドル(78.84億円)となります。

また下記のように、参考になる考察もあるので、長いですが全文を引用させていただきます。

経済産業省がとりまとめた「 情報サービス・ソフトウェア産業の現状と 競争力強化について」によれば、情報サービス及びソフトウェア市場における日本市場の比率は7.2%(米国が44%で1位)と予測されている。これをそのまま当てはめるとすると、国内マーケティングオートメーション市場の規模は2014年の約326億円から2019年には約491億円程度になるはずだ。

だが、国内マーケティングオートメーション市場は米国や欧州と比較するとまだまだ概念が浸透し始めたフェーズであり、実際には300億円を上回っているというような実態はなさそうに思える。2013年におけるクラウド型SFAの市場規模が約140億円、レコメンドツールなどでは20億円程度という市場規模に鑑みると、まだまだ数億から数十億の前半程度に収まるかもしれない。

引用元:デジタルマーケティングジャーナル「世界のマーケティングオートメーション市場は2019年まで年率9.29%で成長 Technavioの市場予測

これらの情報・考察を整理すると、現時点の日本におけるマーケティングオートメーションの市場規模は、ミニマムで数億円で、最大でも140億円程度となります。

ここまで市場規模の予測がぶれる要因は、やはりマーケティングオートメーションの認識が多岐に亘るためでしょう。(あくまで、上記のデータは参考までに見てください。)

2. マーケティングオートメーションツールで何ができるか?

では、具体的にマーケティングオートメーションツールで何ができるのか?その点を紐解いていきたい。

しかし私自身、全てのツールの機能は、残念ながら把握できていません。(数が多すぎます)

なので、ここでは一般的に認識されている『できること』を説明させていただきます。各ツールによって、『できること』『できないこと』は異なる点を、ご留意くださいませ。

2-1. リードの管理とスコアリング

まずは、リードの管理とスコアリングです。

リードをエクセルで管理している企業、独自のシステムを開発している企業は、どちらも、以下の2つの問題があります。

  • 多岐に亘るマーケティング活動を一元管理することができない。
  • 独自のシステム開発はお金がかかる。

その点、マーケティングオートメーションツールを導入すれば、リードの管理からスコアリングを1つのツールで完結できるのが良い点です。

2-2. メールマーケティングの自動化

さらにマーケティングオートメーションは、メールマーケティングを自動化してくれます。

もちろん対象と、メールのコンテンツ内容は作成しますが、誰に何をいつ送るかを設定すれば、あとはツールが自動的にメールを送ってくれるのです。

例えば、ECサイトの初回来訪者で商品商品購入ページまで到達した人に(誰に)、カートに残っている商品をリマインドするメールを(何を)、サイト離脱から1週間後に送る(いつ)といったことができます。

2-3. ソーシャルメディアとの連携

マーケティングオートメーションツールは、ソーシャルメディアとの連携もできます。

ソーシャルメディア内で特定のキーワードが出現した時に 、こちらから何らかのアプローチができます。

2-4. ランディングページ作成

簡単なランディングページなら、マーケティングオートメーションツール内で作成できます。

ツールによっては、本当に簡単にドラッグ&ドロップだけでランディングページが完成します。

2-5. イベントマーケティング管理

オフラインのイベントマーケティングにおいて、イベントの招待メールから、イベント終了後のフォローアップメールまでを管理することもできます。

これはリード獲得の手法のうち、イベント・セミナーや展示会の割合が大きい企業は、嬉しい機能です。

2-6.キャンペーン管理

マーケティングオートメーションは、カスタマージャーニーの各フェーズに合わせて、上記した内容を組み合わせ、キャンペーンを作ることができます。

あらかじめキャンペーンを立てることで、さらにマーケティングを効率化できることを意味しています。

……このように、マーケティングオートメーションツールでできることは、『リードの獲得からリードナーチャリングを経てCVに至るまで』の、一連のマーケティング活動の自動化を支援することです。

3. マーケティングオートメーションを導入するメリット

今、リードナーチャリングにかけている一連の人的コストが軽減される。

これが、マーケティングオートメーションを導入する大きなメリットです。

エクセルでリードを管理して、手作業でメールアドレスを抽出してメールマーケティングをしている企業や、イベント参加者の管理は別のシステムで行っているため、リストの統合に数時間かかるといった問題は、解決できる可能性が高いです。

ただピッとボタンを押せば、テクノロジーが全てを自動化してくれるツールではありません。

現状のマーケティングの課題を起点に、マーケティングオートメーションを使った戦略立案が重要です。

4. マーケティングオートメーションを導入するデメリット

マーケティングツールは運用が重要です。

そして、運用のためにはデジタルマーケティングの知見が必須となります。

  • 運用のための学習時間がかかる
  • 初期費用に対して、成果が見えない
  • 費用対効果が見えずに継続できずに終了

このように運用できずに終わると、時間・コスト面でのデメリットしか残りません。

導入に際しては、自社で本当に運用できるのか?できないなら、ツールを提供する会社のフォローアップを望めるのか?など、リードナーチャリングの設計面も含めて、運用の実現性を明確にしましょう。

5. マーケティングオートメーションツール一覧

それでは、ここからマーケティングオートメーションツールのご紹介に移ります。

今回、ツールを比較検討できるように情報を集めたのですが、もし抜け漏れがあるようなら問い合わせフォーム経由でご連絡いただければ、追記させていただきます。※下記は、全て順不同です。

比較検討しやすいようにと、ツールを一覧にしていますが、細かい機能詳細や導入社数などは追いきれていません。(数が多すぎる)

また機能面は各ツールごとに多岐にわたるので、詳しく知りたい場合は、ぜひ直接お問い合わせください。

5-1. マーケティングオートメーション ー 株式会社シャノン

マーケティングオートメーション

https://www.shanon.co.jp/marketingautomation/

5-2. B⇒Dash ー 株式会社フロムスクラッチ

マーケティングオートメーション

https://mieruka-b-dash.com/

5-3. Cloud CMO ー 株式会社イノーバ

マーケティングオートメーション

http://innova-jp.com/cloud-cmo/

5-4. 新世代統合型 Web CMS Sitecore CMS ー 富士通株式会社

マーケティングオートメーション

http://www.fujitsu.com/

5-5. Pardot ー 株式会社セールスフォース・ドットコム

マーケティングオートメーション

https://www.salesforce.com/jp/pardot/overview/

5-6. Marketing Cloud ー 株式会社セールスフォース・ドットコム

 

マーケティングオートメーション

https://www.salesforce.com/jp/marketing-cloud/overview/

5-7. Adobe Marketing Cloud ー アドビ システムズ株式会社

マーケティングオートメーション

http://www.adobe.com/jp/marketing-cloud.html

5-8. ORACLE MARKETING CLOUD ー 日本オラクル株式会社

マーケティングオートメーション

https://www.oracle.com/jp/marketingcloud/index.html

5-9. MarketingPilotー日本マイクロソフト株式会社

マーケティングオートメーション

https://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics/crm-marketing.aspx

5-10. Teradata Relationship Manager ー 日本テラデータ株式会社

マーケティングオートメーション

http://jpn.teradata.jp/solution/sol/crm/

5-11. Silverpop Engage ー 日本アイ・ビー・エム・ビズインテック株式会社

マーケティングオートメーション

http://www-03.ibm.com/software/products/ja/silverpop-engage

 

5-12. Marketo ー 株式会社マルケト

マーケティングオートメーション

https://jp.marketo.com/

5-13. Experian Cross-Channel Marketing Platform ー エクスペリアンジャパン株式会社

マーケティングオートメーション

http://www.marketinggate.jp/service/cross-channel/CCMP/

5-14. SATORI ー SATORI株式会社

マーケティングオートメーション

https://satori.marketing/

5-15. Kairos3 ー カイロスマーケティング株式会社

マーケティングオートメーション

https://www.kairosmarketing.net/kairos3/

まとめ

今回は、マーケティングオートメーションをテーマに、WEBマーケティング経験1年の方に伝わるように書きました。中には、難しい言い回しもあったかもしれないが、いかがでしたか?

ツールは実際に使うのが一番ですが、導入コストが高いだけに、二の足を踏む方もいるでしょう。

そんな時は、このコンテンツに戻ってメリット・デメリットを冷静に考えていただけたら本望です。