C bible編集部

ビジネスフォーパンクス

「ビジネス・フォー・パンクス」という本には、もう出会っただろうか?

見た目はそれなりに厚い、しかめ面をした(私にはそう見えた)ビジネス本だが、これはただのビジネス本ではない。この本に書かれているのは、とあるクラフトビール会社のマーケティング&ブランディングの奇跡であり、同時にパンクロックでもある。

ビジネスフォーパンクス

「ビジネス・フォー・パンクス」

書いたのは世界的に有名なクラフトビール会社、ブリュードッグの創業者、ジェームズ・ワット。(この人の頭の中はいったいどうなっているんだろう?)この本がパンクロックだという意味がわからなければ、ぜひ手にとって確かめていただきたい。

それでは。今回は、ジェームズが本書に記した言葉から刺激的な6つの言葉をご紹介する。この本の良さの100分の1も伝えられないが、何かを感じていただけたら嬉しく思う。

1.始めるのはビジネスじゃない

始めるのはビジネスじゃない。革命戦争だ。会社は失敗する。会社は死ぬ。会社は忘れられる。だが、革命が死ぬことはない。だったら会社ではなく、革命を始めればいい。

P. 21より引用

いきなり熱すぎるくらい熱い言葉。ビジネスではなく革命戦争を始める?

いやしかし、この本に描かれている内容すべてのベースには、こういった考えがある。はっきり言って、ベンチャー企業の創業期は予測不能で理不尽なことだらけだ。

「会社を作って、ビジネスを始める」よりも、「革命を始める」と言った方がしっくりくる。「革命が死ぬことはない」という一言には、「ビジョナリーカンパニー」に書いてあった「時を告げるのではなく、時計をつくる」という考え方を感じる。(私だけか?)

2. まずは使命だ。商品じゃない。

人は価値があると感じ、共感できるものを欲しがる。変化の一部となり、共に革命を起こしたいと思っている。そして、そのチャンスをあなたに求めている。あなたの使命について聞きたがっているのだ。

P. 186より引用

ジェームズ・ワット!彼は、前時代的なビジネスマンではない。ソーシャルメディアの影響力や、コンテンツマーケティングの真髄を知っている(と思う。)

革命を起こすと言っているのだから、確かに商品は使命ほど重要じゃない。人々が欲しているのは商品ではなくて、共感できるものだ。だからストーリーテリングが重要で、コンテンツが重要なのだ。

3. 営業のことは忘れろ。

営業担当を雇うことも、売り方について長々と悩むことも、スタートアップにとっては自爆行為だ。間違いなく、生まれたての会社の脳みそに銃弾を撃ち込むことになる。

P. 47より引用

彼が語るインバウンドマーケティングの考え方を、ぜひ一度聞いてみたいと思う。

しかし、刺激的で端的な言葉で最初に言われるのは、この一言かもしれない。「営業のことは忘れろ!」

ジェームズ・ワットは友人と2人で創業している。何よりも最高のビールを作ることを優先すれば、営業活動するよりも、顧客に発見してもらえるように、インバウンドマーケティングを設計をすることの方が重要だ。

4. 人が絶対に欲しいと思うような商品をつくる。

圧倒的に優れた、人が絶対に欲しいと思うような商品をつくることに力を集中させるべきだ。

(OK,ジェームズ。これはその通りだけど、あんまりだ。)と、肩をすくめたくもなる。

マーケティングにおいて、どんな商品にも適用できる最強の一手はないが、一つだけあるとすると「人が絶対に欲しいと思うような商品」があればマーケティングは半分成功したと言ってもいい。(言い過ぎかもしれないが)

しかし、そうは言ってはいられないのが創業期。ジェームズも、言葉じゃ言い表せないほど、苦労したのだろう。本を読むと、端々にその苦しみを感じる。

5.クールなんて忘れろ。

クールなんて忘れろ。自分を見失うな。他人と違っていい。正直でいよう。常識にとらわれてはいけない。人の話は聞かなくていい。手段は選ぶな。好きなようにすればいい。ただし、クールでいたいという気持ちは捨ててしまえ。

P. 212より引用

営業に続き、またもや忘れろ。とジェームズは言う。クールじゃないか、クールかを選べと言われたら、やはりクールがいい。

しかし、作っては試して結果を見て、そして作り変える・・・。創業期のゴタゴタの中で、クールを追求していたら会社が潰れてしまう。クールを追求したい気持ちはぐっと抑えて、泥だらけで匍匐前進(ほふくぜんしん)しよう。

6. 顧客ではなく、ファンを作れ。

自分たちを取り囲むコミュニティーができれば、対話が生まれる。そして、顧客から直接意見が寄せられ、自分たちの商品やサービスを構築し、よりよい会社になることを助けてもらえる。顧客に意見を言ってもらうこと、さらにその意見に耳を傾けることで、ファンとの絆がますます強まる。今の時代のブランド構築は、双方向で進んでいくのだ。

P. 171より引用

C BIBLEでは、全然できていないことだ。正直、反省している。月間1.4万人くらいC BIBLEに人々が訪れているから、もっと盛り上げていきたい。

今後、いろいろトライ&エラーを繰り返していきたいと思っている。

まとめ

Pick Upした5つの言葉は、振り返ってみると主にマーケティング・ブランディングに関する言葉だったかもしれない。

しかし、「ビジネス・フォー・パンクス」では意外にも多くのページを会計に割いている。「キャッシュこそ絶対王者だ。」という章すらある。

そう。情熱や信念といった抽象的なことばかりではなく、会計の大事さも同時に説いているのだ。(意外かもしれないが)そういった意味でも、特に創業期の会社にいる人や、スタートアップにこれから臨む人たちは必読の一冊だ。

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