C bible編集部

インターネット的

今回のおすすめ本は「インターネット的」、著者は糸井重里さんです。

すでに多くの書評がありますが、Cバイブルでは改めて「インターネット的」をWEBマーケティング担当者に向けた本として、おすすめ本としました。

【おすすめ本】「インターネット的」

なぜインターネットではなく「インターネット的」なのか?その点がまず気になりますよね。今から「的」が言葉が持つ意味や、「インターネット的」をおすすめする理由などを書いていきます。ちなみに今回は、第一回ということで、やさしい本をチョイスしました。

「インターネット的」をおすすめする理由

インターネットの本質が書いてある。

やさしい本、と書きましたが、簡単という意味ではありません。「インターネット的」は、ひじょうに読みやすい本です。

しかし、実にインターネットの本質をついていると感じます。WEBサイト集客において、WEBマーケティングの知識は必要です。加えて、最近のトレンドを把握していること。例えば、昨今であれば、ソーシャルメディアの運用方法を理解していることは、大きなアドバンテージになります。

しかし、全ての知識の土台となるのは、”インターネットの本質を理解していること”ではないでしょうか?

「インターネット的」は、むずかしい技術や専門知識については、書かれていません。しかし、インターネットの本質が書いてあります。それも、日本を代表するコピーライター糸井重里さんが書いているのです。それはとても貴重なことで、私たちにとって、幸せなことであります。

どんな人に、おすすめか?

0から新規事業を考えている方

WEBサイト運営者や、WEBマーケティング担当者など、インターネットビジネス全般、特に初心者の方におすすめします。ただ、初心者でなくても、特に「0から新規事業を考えている方」におすすめします。

理由は、「インターネット的」を読むと、あらためて”インターネットとは?”という原点に立ちかえることができるからです。WEBサイトのたちあげ、新商品のプロモーション、新しくマーケティング戦略をたてるなど。

0→1で、新しくインターネットビジネスにチャレンジする方は、今「インターネット的」を読み、インターネットの本質について考えることは、貴重な体験となるでしょう。

「インターネット的」とは?

「インターネット」ではなく、「インターネット”的”」となっているのは、なぜでしょうか?糸井さんは本書の中で、このように書いています。

わかりやすくするために、まず、インターネットを”自動車と道路のセット”と考えてください。で、インターネット的のほうはモータリゼーション、と。

「インターネット的」P.26〜27より引用

ここで述べられていることは、「インターネット」と「インターネット”的”」のちがいについて、です。

糸井さんは、自動車とモータリゼーションにたとえて話しています。モータリゼーションという言葉は、自動車が発明されたあと、社会に与えた影響、変化すべてのことを指しています。

インターネット的とは

たとえば、道路ができて、車庫や駐車場が必要になる、移動の手段が変わるから、旅行の方法が変わる、物流が変わる…。といったことすべてです。つまり「インターネット的」とは、インターネットが誕生したあと、うまれた全てのことを指しています。そして、こうつづきます。

インターネットは「伝える仕組み」です。いわば、人間の生み出す情報という「料理」をすばやくどこにでも届ける「お皿」です。ほんとうは、一番面白いのは、お皿に何をのせるかということのはずです。

「インターネット的」P.27より引用

ここでは、伝える仕組みであるインターネット(お皿)に、面白いコンテンツ(料理)をのせる、ということについて、書かれています。※コンテンツは、筆者の言葉です。

このあとにつづく文章で、糸井さんはインターネットを使えば、可能性はあるのにステータスはない、小説家や絵を描く人のエネルギーを集めていくことができると思う、と説いています。これは、インターネットの一つの可能性を示唆しています。

インターネットを利用したビジネスは星の数ほどあります。ただ、本当に人々に愛され、人が集まっているビジネスは、糸井さんがおっしゃる「インターネットは伝える仕組み=お皿」であることを理解して、いかに魅力的な料理をのせるか?ということに注力しています。

「インターネットは伝える仕組み=お皿」

どんなインターネットビジネスをひもといても、このことに変わりはなく、魅力的なコンテンツ(料理)が、インターネット=伝える仕組み(お皿)にのっています。だから、人々に愛され、人が集まります。

本書ではこのあと、「リンク・シェア・フラット」という3つの鍵(キー)に加え「グローバル」という合計4つの鍵(キー)を紹介して、さらにインターネット的な世界へと、読者をいざなっていきます。

ここからが、本当におもしろいです。

最後に|「インターネット的」は予言の書

今回は、糸井重里さんの「インターネット的」を、おすすめしました。実は、本書は2001年に刊行され、10年以上たった今、あらためて注目が集まっています。

本の帯には「まるで、予言の書!」と書かれています。インターネットの本質を世の中がだんだんと理解するようになったのは、最近のことなのかもしれません。そういった意味では予言の書というのも、うなづけます。

繰り返しになりますが、インターネットビジネスで新規事業を考える方は、「インターネット的」を読んで、あらためてインターネットの本質について考えることは、貴重な体験となるはずです。

今回も、ご一読ありがとうございました。またCバイブルに、いらしてくださいませ。