YuasaYuta

海外事例

『コンテンツマーケティング27の極意〜編集者のように考えよう〜』は、海外事例が多く出てくる。

コンテンツマーケティングを学ぼうと思ったとき、私は本から学ぼうと、関係する本を読みあさった。

しかし、何冊か読み進めていくうちに

「どれも書いてあることが同じだな」
「もっと実用的な内容の本はないのかな」

と、考え始めていた。

そんなとき『コンテンツマーケティング27の極意〜編集者のように考えよう〜』に出会ったのだった。

編集者のように考えよう

世間ではいわゆるマス広告の効果が出にくくなっている中で、消費者に知ってもらうためには広告で一方的に情報を届けようとするのではなく、消費者が求めるコンテンツを提供するという見方が強まっている。

いままでの広告を作っていた考え方でコンテンツを作ろうとしても上手くいかない。思考を転換させて、コンテンツを生みだすメディアや”編集者のように考えよう”と呼びかけるこの本は必読の一冊だった。

コンテンツマーケティング27の極意〜編集者のように考えよう

レベッカ・リーブの書いた原著名は『Content Marketing: Think Like a Publisher-How to Use Content to Market Online and Social Media』というタイトルで、「編集者のように考えよう」と呼びかけている。

編集者のように読者を知り、メッセージを設定し、マスメディアを使いこなし、読者に注意深く耳を傾ける。

編集者の思考に転換するためのコンテンツの概要やチャネルの長所・短所などを、事例を挙げてポイントごとに解説しているのが本書の大きな特徴である。

・コンテンツを資産として蓄積できる
・低予算ではじめられる
・ターゲットを絞って運用できる
・SNSでシェアされやすい

引用元:「コンテンツマーケティングとは?メリット5点+デメリット4点

など、コンテンツマーケティングのメリットは様々挙げられるが、まずは事例を知ることが、編集者的視点を持つ第一歩であろう。

今回は本書から特に印象に残った海外事例を5つと国内事例を3つご紹介する。

コンテンツマーケティングのメリットを上手く活用している事例を、ぜひ参考にしていただきたい。

そしてコンテンツマーケティングに興味を持ったあなたは、ぜひ『コンテンツマーケティング27の極意〜編集者のように考えよう〜』を手に取っていただきたい。

1.Burger King(バーガーキング)の「The Subservient Chicken」

同社に関する説明のない、風変わりでひねくれたウェブサイトを作り、その中にユーザーが入力した、どんな命令でも言いなりになるチキンの着ぐるみを置いた。そのチキンに数百万人もの消費者が、数千時間もの時間命令することに費やし、この間、チキンカツサンドの売り上げは急上昇した。

2.Blendtec(ブレンドテック)の「Will It Blend(まざるかな?)」

高級ミキサーメーカーのCEO自ら自社のミキサーを使って「絶対に自宅では試さないでください」をモットーに、iPhoneやカメラ、ランニングシューズ等々を次々にミキサーにかけた動画を配信。Blendtecのブランド名はこの動画により消費者の記憶に残り、ミキサーの販売数は7倍にも伸びた。

3.Wine Library(ワインライブラリー)のビデオブログ

ワインという複雑で種類も多く、敷居の高いカテゴリーの認知度と売上げを増やすために、「どんなワインがシリアルと合うか?」などのカジュアルで、時には不遜とも言えるビデオブログをウェブ上で公開した。

4.Dove(ダヴ)Calming Nightキャンペーン

ユニリーバが保有する、パーソナル・ケア製品ブランドのダヴは、Calming Nightと呼ばれる新商品を使って「多忙な朝ではなく、夜にシャワーを浴びよう」という提案をする一環として、母親たちのストレスフルな子育ての後にCalming Nightを使い、深い眠りと楽しい夢をたどり着くという内容のショートムービーを作成した。

このムービーは4万6000時間以上視聴され、100万以上の試供品の問い合わせがあった。

ご紹介した動画がないため、Doveが2013年に公開した「リアルビューティー・スケッチ」を代わりに紹介する。この動画は日本でも話題になった。

5.BMWの、ショートムービー「The Hire」

BMWはハリウッドのトップとも言える8人の監督を起用し、それぞれの監督による10分間の自由なショートムービーの中で車の走りを描いた。

このムービーは4ヶ月で110万回も視聴され、およそ200万人がウェブサイトに登録し、BMWの売上げは前年比12%の上昇を記録した。

6.無印良品の「モノづくりコミュニティー」

muji

www.muji.net

「お客様から意見を集め、直接対話をし、実際に商品を作り上げる」というインタラクティブなウェブ上のコミュニティ。現在は、「くらしの良品研究所」内で、お客様と無印良品との重要な接点となっている。

7.東京マラソンの「ONE TOKYO」

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https://onetokyo.org/

東京マラソンはスケジュールのピークとなる開催前後1週間以外の期間にも、継続的なコミュニケーションを心がけている。単なる一過性のイベントには終わらせない姿勢を、コンテンツを通じて感じることができる。

8.福島県いわき市の「見せます!いわき情報局」

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http://www.misemasu-iwaki.jp/index.html

原発事故による農作物への風評被害という、究極のリスクに対して、「情に訴えて買ってもらう」から「事実を知って買ってもらう」という考えのもと、放射線のモニタリング検査などの情報を開示している。

コンテンツは意外性と徹底的な顧客目線

コンテンツマーケティングにおける消費者へのアプローチは様々で、実に多様なアイデアがあると言えるが、この本ではこのような豊富な事例とともにコンテンツマーケティングを編集者のように考えるヒントが丁寧にわかりやすく明記されている。

事例を知ることでイメージも付きやすく、実際にコンテンツマーケティングを行う際に事例に基づいたこの知識は宝となるだろう。

紹介した事例の共通点は意外性と徹底的な顧客目線のコンテンツであるということである。

ペルソナの設定、適切な更新頻度、メッセージ性があるか、ありきたりなコンテンツになっていないか?と言ったところを編集者の視点でよく見極めている。

自らがメディアになり情報を発信する。その根幹はオリジナルなアイデアにあり、膨大な資金を投入することや、肥大した情報で広告することではない。

まとめ

『コンテンツマーケティング27の極意〜編集者のように考えよう〜』は、そんなアイデアの種になるわかりやすい説明や豊富な事例が、考察されている良書である。

今回ご紹介した海外事例・国内事例は一部なので、ぜひ本書を手に取っていただきたい。

ちなみに株式会社テックブックでは、コンテンツマーケティング支援を行っています。

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